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真夏の外構エコ対策 〜上手に夏を乗り切る〜

今年の夏は猛暑の予想・・・です。職場でも家庭でも節電しなければ・・・。

そこで、庭には植栽、部屋には観葉植物、窓にはグリーンカーテンです。

植物は太陽光を浴びながら光合成を行い光エネルギーを自身の成長に使用します。光エネルギーは熱を沢山持っています。その熱エネルギーは赤〜赤外線の波長領域です。その波長エネルギーを植物は使い光合成を行うため熱を効果的に吸収してくれます。

植物が光合成に使用する波長
赤色 … 600nm近辺〜750nm近辺の波長
青色 … 420nm近辺〜470nm近辺の波長


そして根から水を吸収し、葉から発散させます。このときに気化熱で植物は自身の体温を下げています。人間が汗をかいて熱を発散させるのといっしょです。

なぜ、植物の温度がエコに大切かというと、家の温度上昇の多くは、日光の照り返しが大きく影響します。ベランダが付いている家が殆どかと思いますが、本来、ベランダの役割は下階への日光を遮ったり、照り返しを防いだりして階下を涼しくすごせるようにするための建築技術です。南国でベランダが大きく取られているのはそうした事です。

例えば、ベランダと階下に植物が沢山ある家は温度が下がります。コンクリートなどは熱を蓄えてしまうので気温が下がっても暑さがとれません。
植物は熱を自身で発散しますので熱を蓄えません。また、日陰を多くつくりだしますので、その所は気温も低くなります。

つまり、植物は天然エアコンの役割をはたします。森が涼しいのは木の陰で日光が当たらないからだけではありません。植物の力により涼しさを保っているのです。


植物によるエコするポイント
 ・庭の地には芝生や草花などを植えて効率よく熱を持たせないようにする。
 ・少し背の高い木を植え、日陰をとり温度の低い空間をつくる。
 ・ベランダには軽量土などの花壇を作ったり、鉢植えを置いたりする。ウッドデッキにした場合には打ち水 をすると効果が高い。
 ・グリーンカーテンなどでヘチマやゴーヤなどツル性植物で棚を作り、窓から侵入する日光を遮断する。

少しでも快適に暑さを乗り切る環境をつくりましょう。


最近人気がでてきた植物です

サンパチェンス(R)

サンパチェンスは、サカタのタネが開発したインパチェンスの栄養系品種です。『サンパチェンス』という名前の由来は“太陽 (sun)+忍耐 (Patience)”からきています。

他の花き園芸植物より表面温度が3.0〜4.5℃も低いこと。これにより、気化熱による持続的で効率の良い気温低下がのぞめるのだとか。さらに、ホルムアルデヒド(HCHO)などの揮発性有機物質、二酸化窒素(NO2)などの有害大気汚染物質を効率的に体内に取り込むほか、二酸化炭素吸収能力にも優れていることから、「環境浄化植物」とも呼ばれているそうです

日陰をいかす庭づくり
日除 け棚(パーゴラ)をつくったその下の木陰空間も上手に植栽。

植物を生かしたエクステリアデザインのポイント